
ニュージーランド南島・ワナカにあるロイズ・ピーク(Roy’s Peak)は、
「一度は見てみたい絶景トレッキング」としてよく写真で目にする場所です。
けれど、いざ行こうと調べてみると

・行き方がわかりにくい
・車がないと無理?
・初心者でも登れるの?
と、情報が断片的で不安になる方も多いと思います。
私自身も、出発前に十分な情報を見つけられず、
ロイズ・ピークに行くためだけに、クイーンズタウンから1日レンタカーを借りて向かいました。
ところが実際に行ってみると、ワナカから往復できるシャトルがあることを後から知り、
「これ、行く前に知ってたら選択肢変わってたな…」と思ったのが正直な感想です。
この記事では、
実際にロイズ・ピークを歩いた体験と、後から調べてわかった情報をもとに、
- ロイズ・ピークってどんな場所?
- 行き方はレンタカー以外にある?
- 初心者でも登れる?注意点は?
- 写真でよく見るあの景色はどこ?
といった疑問を、初めて行く人目線でまとめました。
これからロイズ・ピークを検討している方が、
「知らなかったせいで遠回りしない」ためのガイドになれば嬉しいです。
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ロイズ・ピークとは?【どんな場所か3分で理解】
ロイズ・ピーク(Roy’s Peak)は、ニュージーランド南島・ワナカ近郊にある人気のトレッキングコースです。
山頂や途中の展望ポイントからは、ワナカ湖とその奥に連なるマウント・アスパイアリング国立公園の山々を一望できます。
ロイズ・ピークの場所
ロイズ・ピークは、ワナカの町から車で約10分ほどの場所に登山口があります。
クイーンズタウンからは車で約1時間。
登山口は市街地から離れており、徒歩で行くのは現実的ではありません。
そのため、レンタカーまたはタクシー等の利用が前提となる立地です。
ワナカ湖とマウント・アスパイアリングの絶景

日の出直後にロイズ・ピークから見えたワナカ湖、背後に連なるマウント・アスパイアリング国立公園の山々。
この写真は山頂ではなく、途中の展望ポイント付近で撮ったものです。
実はここが一番バランスよく景色を切り取れる場所で、
体力的にも「ここで引き返す」という選択がしやすい地点でもあります。
初心者でも登れる?難易度の目安
ロイズ・ピークは技術的に難しい登山ではありません。
ただし、決して楽なコースでもありません。
- 片道:約8km
- 往復:約16km
- 標高差:約1,300m
- 所要時間:往復5〜6時間が目安
道はよく整備されており、迷うことはほぼありません。
感覚としては、
「登山というより、ひたすら登り続ける坂道」
これが一番近い表現だと思います。
階段や岩場は少なく、
同じ傾斜を黙々と登り続けるタイプのコースです。
以下に当てはまる人なら、無理なく楽しめる可能性が高いです。
- 普段からよく歩く・ハイキング経験がある
- 休憩しながらでも5〜6時間歩ける
- 急坂を長時間登ることに抵抗がない
一方で、
・運動習慣がほとんどない
・坂道や登りが極端に苦手
という場合は、途中の展望ポイントまでで引き返す判断も十分アリです。
ロイズ・ピークは「どこで引き返しても絶景」なのが救いです。
無理せず、自分の体力に合わせて楽しめるトラックだと感じました。
ロイズ・ピークへの行き方【実体験+調査】
登山口(Roy’s Peak Track)へのアクセス
ワナカの中心地からは約7kmの距離です。
宿泊していたホステルを午前2時半ごろに出発し、約10分で登山口近くの駐車場に到着しました。
レンタカー
当初、ニュージーランド旅行でレンタカーを借りることは予定していませんでした。
しかし、ワナカからロイズ・ピークへのアクセスについて調べれば調べるほど、車で行く方がほとんどのようでした。
中には、「行きはタクシー、帰りは徒歩」という猛者がいらっしゃいましたが、
往復16km+7kmはきつすぎませんか…?
ニュージーランド入国の翌日(むしろ当日の夜中)に予定していたこともあり、現地で手配している余裕もないので、思い切って初めての海外でのレンタカー利用に挑戦しました!
クイーンズタウン空港でレンタカーを借り、景勝地に寄りながらワナカまで移動し、1時間半ほどで到着しました。
ロイズ・ピークだけのためにレンタカーを借りるのはどうなのかと迷いもありましたが、結果的に借りてよかったです。
- 出発する、下山する時間を自由に調整できた
- ワイナリーやアロータウンなど周辺観光地に立ち寄れた
レンタカーを借りる方法や周辺観光については、別記事で詳しくまとめます。
駐車場について
到着した2時45分ごろ、既に10〜20台ほど停まっていました。
下山後の8時45分ごろは、満車に近かったです。
早めの到着をお勧めします。
ワナカ発 ロイズ・ピーク往復シャトル
ホステルに戻った後、ロイズ・ピーク行きのシャトルの案内ポスターが掲示されているのに気が付きました。
- yello!という地元のタクシー会社によるサービス
- ホステルの受付で予約ができる
- 料金は、片道9NZD/往復16NZD
- 午前2時発/8時30分発 の2便
- 往復利用の場合、復路便は到着の6時間後
※2026年1月時点の情報です。
帰国後ホステルにサービスの詳細について問い合わせたところ、すぐにお返事をくださり、快く掲載許可していただきました。
あるんかーーーーーーーーーーい
1NZD=90円として計算すると、往復1440円。
利用価値高すぎると思います。
こちらのホステルは便利な立地で、設備もサービスも良かったのでとてもおすすめです。
記事の最後に詳細を載せています。
クイーンズタウン → ワナカ(バス)
主要都市からワナカへ移動するなら、クイーンズタウンから向かうのがおすすめです。
クイーンズタウンからワナカへは、直行バス(InterCity など)が運行されています。
所要時間は 約1.5〜2時間。乗り換えなしで移動できるため、
レンタカーを使わない旅の現実的な選択肢です。
本数は多くないため、事前予約は必須。
ロイズ・ピーク登山を目的にするなら、ワナカでの前泊がおすすめです
予約サイト・時刻表の探し方
クイーンズタウン〜ワナカ間のバスは、必ず公式サイトで最新の時刻表を確認するのが基本です。
本数が多くないうえ、季節・曜日で変動するためです。
主なバス会社と公式サイト
Ritchies Transport(リッチーズ)
・直行シャトル/路線バスあり
・本数が比較的多く、観光客の利用が多い
▶ 公式サイト:
https://www.ritchies.co.nz/
InterCity(インターシティ)
・ニュージーランド全土を結ぶ長距離バス
・1日1便〜数便程度
▶ 公式サイト:
https://www.intercity.co.nz/
探し方の手順
※ 夏季・年末年始・週末は前日や当日だと満席になることもあるため、早めの予約がおすすめです。
観光付きチャーター車ツアー
クイーンズタウンから日帰りで、チャーター車サービスを利用するという選択肢もあるようです。
https://nzbreeze.co.nz/contents/transport-service/private-car-transport.html
ロイズ・ピークトレッキングについての記事も参考になります。
https://nzbreeze.co.nz/blog/01/20/wanaka-roys-peak-trekking-detail/#toc8
登山コースと所要時間【写真スポット解説】
スタート~ビューポイント
6時の日の出を見るために、準備運動とトイレを済ませて3時前には歩き始めました。
最初から、なかなかきつい坂道が続きます。
山頂への道は一本道なので、迷う心配はありません。
日の出前は真っ暗で周りが見えず、ゴールがどこにあるのか分からないのが少し辛いところですが、大丈夫。少しずつでも進み続けたら、必ずたどり着くことができます。
ジグザグと続く道は、角度が急になったり緩やかになったり。
「きついな〜ちょっと休もうかな〜」と思った時に羊の姿が見えたり、心配になるくらい発狂している羊の雄叫びが聞こえてきたり、ちょっとしたことを楽しみながら進みました。
30分〜1時間に1回くらい水分補給のために止まった以外はあまり休まず、そこそこのペースで歩いたところ、5時過ぎにはビューポイントに到着しました。
「まだまだ頑張るぞ」と思っていたら、急にそれらしきものが見えてきたので、嬉しい誤算でした。
あの有名な写真はどこで撮る?

写真で有名な場所は、山頂ではなく、「View Point」と書かれた看板のあるところです。
早めに着いたので、写真を撮ったり持ってきたサンドイッチを食べたりしながら日の出を待ちました。
汗で濡れたシャツが冷やされ、寒くて凍えました。
歩いていると身体があったまってくるのですが、止まると一気に冷えますので再度防寒具を着用しました。
膝掛けを持って待機している人もいました。
早朝だったためか、写真スポットが混み合いすぎることはなく、列に並んで順番に写真を撮り合いました。

山頂まで行く?途中で引き返す判断基準
ビューポイントから山頂までは、更に30分歩くと表示されています。
・ビューポイントで日の出を見たい
・翌日以降に体力を温存したい
上記の理由から、私たちは山頂までは行かず、途中で引き返すことに決めました。

綺麗な日の出が見えました。
段々明るくなっていく様子も見れて良かったです。
実際の所要時間
ビューポイントまでは2時間10分ほどで到着し、1時間近く滞在しました。
下りは写真を撮るためにたくさん立ち止まり、2時間20分くらいかかりました。
- ワナカ湖と山々が重なる景色
- ニュージーランド固有の鳥
- 羊


羊がとにかくたくさん見れて、最高です。
広い草原で警戒心なくひたすら草を食べている羊を近くで見られるのは、至上の喜びでした。
角度が急なところもあるので下りも意外にきついのですが、疲れた頃に大音量のスピーカーを携えてハイクしているお兄さんが、ズートピア2の主題歌を放ちながら颯爽と駆け下りて行った時は元気をもらいました。

Zoo, ooh-ooh!
登山前に知っておきたい注意点
驚くべきことに、このトラックは私有地の中を通ります。
ルールを守って利用しましょう。
登山口に、一人5NZD入れてくださいとボックスが用意されています。(2ドルという情報がありましたが、2025年12月に訪れた際は5ドルになっていました)
羊の出産期(10/1〜11/10)は立入禁止
📌 ニュージーランド政府観光サイト(newzealand.com)
例年、子羊が産まれる時期(10月1日〜11月10日)は トラックが閉鎖されると説明されています。
https://www.newzealand.com/jp/feature/roys-peak-track/
トレッキングを計画する際はこの期間を避けるか、現地の最新情報を必ずチェックしてください。
トイレは期待しないこと
登山口とビューポイントの2か所で利用しました。
紙はありませんので、水溶性のティッシュを持参しました。
臭いが気になりますが、背に腹は変えられません。
絶景のために耐えましょう。
服装・持ち物(初心者向け)
私がロイズ・ピークを訪れたのは2025年12月末で、季節的には夏にあたります。
しかし、この年は冷夏だそうで、更に夜中出発なのでかなり冷え込みました。
天気予報では、トレッキングに行った時間帯は10℃以下でした。
- モンベルの半袖ウィックロンTシャツ (注意書きあり)
- ユニクロのタートルネックヒートテック
- ユニクロのタートルネックウールニット
- モンベルのフリース
- 薄手のダウン
- ウインドウブレーカー
- サポートタイツ
- ワークマンのレディースウォームクライミングパンツ
- マフラー
- 耳当て付き帽子
寒がりの私はこんな服装でした。
身体があったまってくるとニットは脱いで、そのまま着ませんでした。
暑くなったり寒くなったりが忙しくて、フリース・ダウン・ウインドウブレーカーは何度も着たり脱いだりしました。
フルジップが圧倒的におすすめです。
速乾性に優れているはずのウィックロンTシャツが濡れたままで、止まっている時かなり冷えました。
多分中に着込むものではないですね。
肌に近いインナーは、乾きやすい素材にしましょう。
- ヘッドライト(日の出前に歩く場合は必須)
- 水 一人500ml以上 (途中買えるところはありません)
- 日焼け止め (日の出後は必須)
- 行動食
- 着脱しやすい防寒着
- ティッシュ、除菌ウェットティッシュ(トイレには紙も手洗い場もありません)
- ゴミを持ち帰るための袋
念の為持って行った貼るカイロ、足に貼るカイロは使いませんでした。
ヘッドライトは進路を確認するためだけのものではありません。
羊の💩トラップが大量に仕掛けられています。
絶対に忘れないでください!!!
👇 旅用として人気の定番ヘッドライト👇
(夜道・装備準備・トイレ移動でも便利)
【Amazonで見る】GENTOS ヘッドライト CP-195DB
付属品として電池がセットされており、すぐ使えて便利です◎
登山靴は必要?
私はスニーカーで行きました。
結論から言うと、スニーカーで大丈夫です。
スイスのメーカー、onのクラウドシリーズを愛用しています。
登山靴とトレッキングポールを持っていくことを考えていましたが、荷物を軽くしたかったことと、ニュージーランド入国時の検疫の検査が厳しいという情報があったので、街歩きもできるスニーカーでトレッキングにも行きました。
実際に行ってみた感想
行って良かったと心から思います。
この後ミルフォードサウンド、テカポの星空、プカキ湖、タスマン氷河、マウントクックなど名だたる絶景スポットを多数訪れましたが、そのどれにも引けを取らないくらいの素晴らしい景色でした。
トレッキング自体は結構きついので、その苦労を乗り越えて見た景色ということで、より強く印象に残るのだと思います。
ある日本の有名人がヘリコプターで訪れ、ウェディングフォトを撮った場所でもあるそうです。
登る苦労…
ロイズ・ピークはこんな人におすすめ
ロイズ・ピークは、「本格的な登山はちょっと不安だけど、ニュージーランドらしい絶景はしっかり見たい」という人にぴったりのトレッキングです。
✔ 絶景を“確実に”見たい人
ワナカ湖とマウント・アスパイアリング国立公園を一望できる景色は、天気さえ良ければ期待を裏切りません。
写真でよく見るあの景色を、実際に自分の目で見たい人には間違いなくおすすめです。
✔ ニュージーランドで初めてのトレッキングに挑戦したい人
技術的に難しい箇所はなく、道も分かりやすいので、登山初心者でも挑戦しやすいコースです。
「登山」というより、ひたすら登り続ける坂道という感覚に近く、ペースを守れば無理なく歩けます。
✔ 写真を撮るのが好きな人
途中のビューポイントだけでも十分に満足度が高く、山頂まで行かなくても“ロイズ・ピークらしい1枚”が撮れます。
朝焼けや日中の光など、時間帯によって表情が変わるのも魅力です。
✔ レンタカー旅・ワナカ滞在を予定している人
アクセスは少し不便ですが、その分人も分散しやすく、静かな自然を楽しめます。
レンタカーがあれば、周辺のワイナリーやアロータウンと組み合わせた旅もしやすいです。
まとめ:レンタカーはあると便利
ロイズ・ピークに行くかどうか迷った一番の理由が交通の便が悪いことでしたので、アクセス情報がメインの記事を絶対に書こうと思っていました。
私は事前に情報がうまく見つけられずレンタカーを借りることにしましたが、バスやシャトルを利用して訪問できることが分かって良かったです。
クイーンズタウンーワナカ間には、周辺にも見どころがたくさんあります。
運転が苦でない方はぜひレンタカーをご利用いただきたいところですが、ニュージーランドの一般道は制限速度が100kmに設定されているところもあり、慣れるまでは結構怖かったです。
慣れない道で運転するのは通常以上に疲れを感じますし、特にロイズ・ピークは体力勝負の観光です。
パワーを温存したい方は、バス+シャトル、またはチャーター車の利用もご検討ください。
最後に:ワナカ滞在におすすめのホステル
クイーンズタウン滞在の宿泊候補としては、The Brownston Hostel もおすすめです。
中心街に近く、レストラン・カフェ・スーパーへのアクセスがよいので、初めてのNZ旅行でも安心して泊まれる立地です。
ドミトリー(相部屋)から個室まで選べるほか、共用ラウンジやキッチンもあり、旅の拠点として使いやすいホステルです。
私はシャワー・トイレ付きの個室を利用しました。清潔で周囲も静かでした。
キッチンが綺麗なのが一番の推しポイントです。
すぐ近くにスーパーがあるのも嬉しいポイントで、ロイズ・ピークトレッキングの前日に牛肉とラム肉を買って焼いて食べてました。
予約にはagodaが便利でおすすめです。
ご紹介したシャトルの情報は、画像内左のポスターに載っているサービスです。
ご利用の際は、直接ホステルへお問い合わせください。


